歩道を観察して見えてきたこと
歩道を意識して歩くようになると、気づくことが次々と増えてきました。
まず目につくのは、ひび割れや路面のうねり、そしてアスファルトが部分的に剥がれている場所の多さです。
もちろん車道にもそのような場所はあります。しかし、比較してみると、車道は補修されている一方で、歩道はそのまま残されている場所が少なくありません。
最初は「歩道だから後回しなのかな」と単純に考えていました。
ところが、観察を続けると、それだけでは説明できないことが見えてきました。
例えば、除雪された雪です。
車道の雪は除雪車によって脇へ寄せられますが、その雪が歩道側に積み上げられ、歩道そのものが通れなくなっている場所を何度も見かけました。
また、横断歩道の出入口付近やお店の入り口は特に滑りやすく感じました。
人が集中して歩く場所であり、踏み固められた雪や氷が残りやすいことも影響しているのかもしれません。
さらに、生活道路と幹線道路を歩き比べると、歩道の状態に違いがあるようにも感じました。
幹線道路では比較的維持管理が行き届いている一方、生活道路では傷みがそのまま残っている場所が多い印象です。
そして、もう一つ印象的だったことがあります。
こうした状況について札幌の人に話を聞くと、「そんなものですよ」という反応が返ってくることが少なくありませんでした。
長く暮らしている人にとっては、それが日常の風景なのです。
一方、関西から来た私や、関東から転勤してきた人には、その違いが強い違和感として映ります。
同じ歩道でも、見えている景色が違う。
このことが、私にとって一番大きな発見でした。
ここまで観察してきて、「歩道が傷んでいる」という現象だけを見るのではなく、「なぜ歩道だけがこうなりやすいのか」という構造そのものに興味が湧いてきました。
次は、その理由について、自分なりに整理した仮説を書いてみたいと思います。